カカオニブの食べ方

さて、皆さまチョコレートはお好きですか?

私はほとんど砂糖の入ってない、濃厚〜でビター〜なチョコレートが好きで、チョコレート効果の95%を常時冷蔵庫にストックしています。

が、ここ最近95%だけスーパーで品薄または品切れになっていて鯖缶の時以来のがっかり感です。ほとんどテレビ観ないので分かりませんが、おそらく情報番組とかでやったんですかね。一瞬食べたってどうにもならんでしょと毎回思います…。

そこで今回は、高カカオチョコレートを越えるスーパーフード、カカオニブについて書いていこうと思います!

 

カカオニブは以前に少しだけ触れましたが、今回はこれから導入しようと思っているけどいまいち何がいいのかわからない、食べ方がわからないという方にも魅力を感じていただけるような内容にしていけたらと思っています。

スーパーフードと呼ばれる数々の食材がありますが、カカオニブは慣れればそのままポリポリ食べる事も可能なくらい手軽さもgoodなアイテム。ぜひ試してみようと思っていただければと思います!

 

では早速、カカオニブを食べることで期待できるメリットはこんな感じです。

  • ポリフェノールやカテキンによる抗酸化作用
  • LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らしてHDLコレステロールを増やす
  • テオブロミンによる自律神経調整効果
  • 不溶性食物繊維のリグニンによる便秘解消効果

 

当ブログでは抗酸化作用の強い食材について度々記事にしていますが、カカオニブも強い抗酸化作用を持っています。

(抗酸化作用についてはこちらをご覧ください→アントシアニン豊富で抗酸化作用も期待できる紫芋について!紅芋との違いとは?

チョコレートポリフェノールや、緑茶に多く含まれるエピガロカテキンも実はカカオにも含まれていて、活性酸素によるシミ、シワのような老化減少を抑える働きをします。

 

そしてコレステロールについて。

LDLコレステロールの何が悪いかというと、それが蓄積されて酸化すると血中の白血球の一種のマクロファージがそれをエサとし泡沫細胞が出来ます。泡沫細胞が血管に詰まれば血管が細くなりますから血流が悪くなり血圧上昇、悪化すれば動脈硬化、心筋梗塞の原因と結果として恐ろしい悪循環となります。

チョコレートのmeijiの公式HPで研究結果を公開されていますが(https://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/news/research.html)、カカオに含まれるチョコレートポリフェノールには血圧を適正値まで下げる作用があります。適正値までというところが肝ですね。

 

テオブロミンは幸せホルモンのセロトニンのような自律神経を調整して副交感神経を高める働きをするのでリラックス効果をもたらします。以前にメンタリストDaiGoさんも他の食材と並べて紹介されてましたね!

メンタルが不安定なせいで不眠やストレスの多い方はこういった食材を日頃から摂る事を習慣化させると良いです。
昨日今日食べたからどうなる訳ではありません。

 

不溶性食物繊維についても以前に解説済みですので詳しくはそちらをご参照いただければと思いますが。(手軽で安価な水溶性食物繊維、難消化性デキストリンが腸内環境の改善におすすめな件!

簡潔に申し上げますとリグニンという食物繊維はヒトの消化酵素では分解できないので胃や小腸で分解されず大腸まで到達することのできる食物繊維です。

食物繊維にも種類や特性が分かれており不溶性食物繊維に偏って摂取した事で便秘の種類によっては余計悪化するという事もありますのでこれに限った事ではないですが、なんとなくの多量摂取はやめましょう。

 

と言ったところがざっくりとしたカカオニブを食べるメリットです。

飛ばしていましたが、カカオニブとはカカオ豆を発酵した後、外皮や胚芽等を取り除いてチップ状に砕いたもの

脂肪分は取り除く前の状態なのでカロリーは100gあたり450kcalと結構ありますが、食べても1回に10g弱ですし、カロリーの質は極めて高いので十分な価値があります。

ちなみにカカオパウダーはカカオニブをさらに粉砕して粉状にしたものです。また、カカオパウダーとココアパウダーは別物で、ココアパウダーは焙煎してあるもの。要はカカオは生、ココアは焙煎済みという事です。

生の状態の方が栄養価は若干高いですが、そこまでこだわる必要はないと思っておらず、焙煎することによって香ばしさや風味が出ておいしくなるので私はパウダーの場合は市販の無糖ココアパウダーを使っています。

 

さて、ここからはカカオニブの食べ方です。

味は初めて食べると苦くてビックリすると思います。それもそのはず、チョコレートの原料のカカオ豆そのものですから。
むしろチョコレートってどれだけ砂糖入ってるんだろう…と実感できると思います!

そんなカカオニブ。平気な方はそのまま食べても良し、アサイーボウルにかけてもチョコチップ代わりに使ってクッキー焼いてもお好みですが、私が好きな食べ方のご紹介をして終わりたいと思います。

ちょっとストイックかもしれませんが、手軽ですぐ食べられますので、いいかも…と思っていただけたらお試しください。

【材料】

  • カカオニブ…10g
  • ミューズリー…40g
  • 無糖ココアパウダー…3g
  • てんさい含蜜糖顆粒…3g

 

【作り方】

すべての材料を計って混ぜるのみ!

カカオニブの食べ方

カカオニブの食べ方

カカオニブの食べ方

レシピと呼べる工程はありません!簡単!

 

水分は一切加えずザクザク食感が個人的に大好きでほぼ毎日食べてます。ポイントはてんさい糖の顆粒のフルーティーな甘さとカカオニブのほろ苦さがザクザク食感とともに広がるところ。めちゃめちゃおいしい!

ミューズリーは大体フルーツ&ナッツミューズリーを選んでいるので、その辺の色んな具材と混ざり合うのがなんとも言えず好きです。マニアックかもしれませんが計って混ぜるだけの1ボウルですぐ出来ますのでカカオニブ入門の第1歩としていかがでしょうか?

 

本日はここまでです。

最後に私がいつも食べている有機のカカオニブとその他食材をご紹介します。価格もそこそこなので、迷っている方もぜひ1度実食してみると良いかと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼有機のカカオニブ。コスパ抜群です。

▼計量に使っているのはタニタの0.1g単位で計れるキッチンスケール。

▼フルーツ&ナッツミューズリー

▼てんさい含蜜糖顆粒

▼無糖ココアパウダー

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さつまいもの切り口から出てくる白い液体ヤラピンについて

こんにちは!

皆さま、これを書いている今すっかり暖かくなりましたが、さつまいも食べる頻度減ってませんか?私は基本的に夕食は野菜+さつまいも+肉+卵で構成されてますので減ってません。笑

ということで本日は久々に大好きなさつまいもについて書いていこうと思っています!

さつまいもネタはこれまでにも数々アップしてあるのでご興味ありましたら、記事内検索さつまいもしていただけましたら幸いです。

 

本日取り上げるのは、さつまいもに含まれる栄養素「ヤラピン」です。

ネットで検索してみると、ん、ちょっと違うんじゃない?という記事をいくつか見つけて気になったので、これを機に手短にピックアップしようと思います。

 

まず、ヤラピンというのはさつまいもを切り分けると断面から出てくる白い液体です。液体というか厳密には樹脂ですね。

決して腐敗などしておらず、むしろ新鮮の証と思っていただいて結構ですのでご安心ください!ヤラピンは他の野菜や芋類には含まれない、さつまいも特有の成分。下記の写真の通り、皮に近い部分に多く含まれています。

さつまいもの切り口から出てくる白い液体ヤラピンについて

その名の通り、ヤラピノール酸とオリゴ糖で構成されており、どんな働きをするかと言いますと、

  • 胃の粘膜の保護
  • 腸の働きを促進して便を柔らかくする作用(緩下作用)

 

こういった健康効果を持った成分になります!

さつまいもに便秘解消効果があると言われているのは、この緩下作用に加え、食物繊維との相乗効果がある事が主な根拠となっています。柔らかくしてカサ増しして押し出す、といったイメージでしょうか。

 

ここから私が気になった点なのですが、一部のサイトでは「ヤラピンは苦み成分」などと書かれています。これは訂正したいところでして、ヤラピンは上記の通り健康成分であり、苦み成分ではありません

さつまいもを食べると部分的に苦い部分がある事は稀にありますが、これはヤラピンが直接的に関わっている訳ではないです。

 

さつまいもの苦い部分というのは、私が思うに主に緑色っぽい黒っぽい色に変色している部分かと思うのですが、これは主にポリフェノールの一種のクロロゲン酸が酸化して変色したものです。この酸化が起こると苦み、えぐみが出ます。

変色については以前に取り上げてますのでこちらをご参照ください。

緑や黒色のさつまいもの変色について。変色が起こる原因とポリフェノールの関係とは?

 

ヤラピンも酸化する事によって苦み、えぐみが増えますが、元々は苦み成分ではありません。

酸化と聞くとなにか悪いものに変わっているようですが、そもそもさつまいもの持つ栄養なりポリフェノールが何らかの変性を起こした状態ですので苦い部分を食べても問題ないのでご安心ください!

さつまいもの切り口から出てくる白い液体ヤラピンについて

ということで、ヤラピンはさつまいも特有の健康成分で苦み成分ではなく、腸内環境を改善して便秘解消効果を謳う根拠のひとつとなる重要な役割を果たしている樹脂でした。ふき取る必要などもちろんありません。

 

栄養価の高い食材ほど、空気に触れたり加熱したりする工程で化学反応が起きて何かしらの変化が起こる事が多いです。正しい情報をもとにおいしく食生活に取り入れていただけましたら幸いです。

簡単でしたが本日はここまでです。最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼寒さに弱いさつまいもですが、これから室内が蒸し返す夏場も風通しの良い保管条件が必須になります。買ったままの袋の中で保管は速攻で暑さ負けするので要注意。

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コンブチャの原材料や成分について

こんにちは!今回はこのブログでは初のダイエット食品の話題です。

ネットで調べ物なりニュースなりを見ていると、ここ最近頻繁に表示される広告があり、ネーミングとキャッチコピーが明らかに怪しげだったので色々と詳しく調べてみました。

ということで、タイトルの通り「飲むと痩せるというダイエット食品のコンブチャ(KOMBUCHA)って効果あるの?」をお届けいたします!

興味ないよという方もダイエット食品全般に通ずるものがあるのでさらっとお読みいただけましたら幸いです。ちなみに私自身も興味があって調べたわけではありませんので仲良くしてください。笑

 

さて、早速ですが「コンブチャ」は「昆布茶」ではありません。いったい何なのかといいますと、私も生まれる前でリアルタイムでは知らないのですが、数十年前の健康ブームで流行った「紅茶キノコ」のことでした。

紅茶キノコは東モンゴル原産の発酵茶で、流行った当時は紅茶キノコの菌を自分で紅茶に仕込んで2週間くらい発酵させていたようなのですが、案の定食中毒が多発したようで、せっかくの健康食品のはずがなんとも残念なことになってしまったようなんですよね。

自分で発酵させようとするならば、仕込む瓶をよく洗って消毒し、それに紅茶と砂糖を入れて混ぜ、そこに紅茶キノコのゲル状の菌を入れて2週間くらい冷蔵庫で発酵させる様子。ゲルがきのこのようなのでこのネーミングの模様。キノコとは無関係です。

なお、紅茶に対する砂糖の量は10%程度必要とのことで、ダイエット食品で砂糖1割ってまずその辺どうなのよ?って素朴な疑問を抱きました。

コンブチャは紅茶に対して砂糖が1割

それ以前に引っかかるのが「紅茶キノコのゲル状の菌」ですが、主に酢酸菌のコロニーが形成したセルロース(食物繊維)のゲルで、含まれているメインどころの健康要素は乳酸菌、と。酢酸は体内でクエン酸に変化するから疲労回復効果があるとかないとか。

砂糖をエサに乳酸菌を増やして「腸内環境を改善する→ダイエット効果、デトックス→痩せる!」といういかにもありがちなダイエット食品の謳い文句となっております。

そもそも腸内環境を良くしたいのであればこのブログでも散々色々情報は書いていますし、もっと根拠の多い手軽なアイテムを紹介しているので紅茶キノコを発酵させること自体を特にお勧めしませんが、最近紅茶キノコブームがリバイバルしているようでドリンクタイプが出回っております。

コンブチャの原材料や成分について

なのでドリンクタイプの原材料についても色々と調べてみましたー。

ざっくり、コンブチャ(COMBCHA)として売られているドリンクタイプの原材料の大半はオリゴ糖でした。

調べた中ではオリゴ糖の中でもイソマルトオリゴ糖を使っているものが多かったです。当ブログでは度々フラクトオリゴ糖をおすすめしていますが、フラクトオリゴ糖の原料は主に砂糖大根からとれるてんさい糖であり、イソマルトオリゴ糖はでんぷんから作ったオリゴ糖。

作用にさほど代わりはないですが、腸まで辿り着く前に消化されてしまう可能性が若干大きいくらい。他のオリゴ糖よりも安いからイソマルトオリゴ糖なのかなーと。想像ですが。

オリゴ糖をメインに乳酸菌、アミノ酸、ビタミン、ポリフェノール多めのフルーツエキスなどを追加したのがコンブチャのドリンクタイプ。別に飲んで害になるようなものではないです。

ただ、効率よく痩せる、デトックスするためのポイントが

  • 1食をコンブチャに置き換える
  • 併せてバランスの良い食事をしましょう
  • 適度な運動もしましょう

うん…。これに関しては、

  • 置き換えなくても1食抜けば1食分のカロリー削減になるし、1食分断食する方が良いのでは?
  • コンブチャじゃなくても他の食品から摂れる
  • バランスの良い食事と運動を意識的に心がけたことが痩せに繋がったのでは?

と思ってしまいますよねぇ…

そもそもよく言う「デトックス」という現象自体に定義はなく、商品の売り文句に都合良いかたちに使われています。デトックス=排毒するという食品自体存在するのかが不明なくらい。
デトックスって一体なんなんでしょう…

という事で結論は「コンブチャ飲んだだけで痩せる根拠はない」です。著名人が痩せたというのは何か他にも努力されたのではないでしょうか。

腸内環境改善からダイエット効果の恩恵を受けたいのであれば、下記の記事なんかを参照していただければよろしいのではないかと。

プロバイオフィクスとプレバイオフィクスの話→フラクトオリゴ糖にきびブラウン登場!腸内環境改善に期待のプレバイオフィクス食材

水溶性食物繊維の話→手軽で安価な水溶性食物繊維、難消化性デキストリンが腸内環境の改善におすすめな件!

抗酸化作用の話→アントシアニン増加!冷凍ブルーベリーが視力回復に良いと謳われる理由

 

日頃から無理なく摂れるものから継続して体質改善した方がメリットは大きく得られるはずですし、どんなものでもこれを飲めば、食べれば痩せる!という現象自体が起こらないと考えたほうが堅実です。

体への負荷を考え、栄養バランスを保ったダイエットが成功することを応援いたします!

本日はここまでです。最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼まずは白砂糖からフラクトオリゴ糖に代えてみては?

▼毎日5~10g目安でコーヒーやお茶に溶かして飲める水溶性食物繊維

▼ヨーグルトにフラクトオリゴ糖+抗酸化作用の強い冷凍ブルーベリーは最強コンビネーションです

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えのきだけの健康効果について

こんにちは、本日はえのきだけについて取り上げてみようと思います!

えのきだけ。独特の食感と何も味付けしなくてもまろやかなキノコダシの風味が絶妙でおいしいですよね~。それが嫌いという方も中にはいらっしゃると思うのですが…

どこにでも売っているキノコ。しかも年間通して比較的安い、しかもヘルシーで食物繊維豊富なえのきだけ。ヘルシーなイメージは漠然とありますが、実際食べてどんな効果が期待できるのか、改めて魅力満載ですので見ていきましょう!

えのきだけの健康効果について

まずはご存知、キノコ全般に豊富な食物繊維について。

生のえのきだけ100gあたり3.9g含まれており、うち3.5gは不溶性食物繊維となっていましてキャベツの2倍の含有量となっております。非常に優秀ですねー。

と言われてもうーん…という感じかもしれませんが、できれば不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を2:1のバランスで摂ると良いと言われているので他の食材で水溶性食物繊維も摂るといい感じです。

私は水溶性食物繊維に関しては難消化性デキストリンを日々お茶やコーヒーに溶かして摂取してますが、手軽なのでおすすめではあります。

ちなみに不溶性食物繊維は水分と一緒に摂るとカサが増して腸を刺激しながら便を押し出すような効果があるのですが、食べ過ぎると逆に便秘になったり軟便になる可能性があるので食べる量にはご注意を

えのきだけとキャベツの蒸し煮

えのきだけとキャベツを水をパラっとかけてただ蒸し煮しただけなのにおいしい。

 

そしてここからはえのきだけに含まれる栄養素のお話でして、研究者による人体実験をクリアしているデータなので信ぴょう性が高いです。

えのきだけだけに含まれる脂肪酸、その名もエノキタケリノール酸という内臓脂肪の減少効果のある脂肪酸がありまして、昨今テレビとかで取り上げられてご存知の方も多いのではないでしょうか。

テレビで見たものを鵜呑みにするのはいかがなものかと思いますが、エノキタケリノール酸については摂り方さえ工夫すれば効果期待できるかと思います!

実験ではエノキタケリノール酸を2週間摂取したところ内臓脂肪が22%減少したという事なので、まずは継続して摂取がマストです。なんでもそうですが…。皮下脂肪でなく内臓脂肪が減少という事で効果があればなかなかいい感じですね!

摂り方ですが、エノキタケリノール酸、あとキノコ全般に含まれているキノコキトサンなどはキノコの細胞壁に含まれていると考えられているので、生のエノキをそのまま調理してもおそらく摂取ができません!

細胞壁を壊した状態で食べればOKという事なのですが、ではどうしたら良いか。

一番手軽で手っ取り早いのが冷凍です。

先日のつっしーさんの料理チャンネルで冷凍調理法がありましたが、まさしくこちらです。つっしーさんが言っていた通りで、冷凍してできる氷の結晶のようなとげのようなものがキノコの細胞壁に刺さって破壊します。そして解凍される際に刺さったとげが溶けてなくなるので解凍後は細胞壁が壊れた状態になっている訳です。

凍って溶けると水分が抜けてふにゃふにゃになっている、あの現象ですね。つっしーさんの解説が非常に分かりやすく、改めて謙遜いたしました!

ただ先日も少し触れましたが、完全に解凍した状態では成分も旨味も霜に流れ出た状態になってしまうので、冷凍したえのきだけを料理に使う際には凍ったままで鍋やフライパンに投入する事。これが鉄則です。

エノキタケリノール酸は生のエノキ100gあたり800mg含有、横浜薬科大学の渡邊泰雄教授らの研究でβアドレナリン受容体刺激を介した脂肪分解促進作用が寄与している可能性があると認められた実証データになります。

えのきだけをおいしく食べるにはできれば生で新しいうちに食べるのがベストかと思いますが、使いきれずにやむを得ず冷凍した場合はぜひこれを意識して調理してみてはいかがでしょうか。

 

という事で少し長くなりましたが、何かの参考になりましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼水溶性食物繊維はお茶やコーヒーに溶かせば手軽に摂取できちゃいます。主なトクホのお茶の正体。

▼冷凍する際は空気に触れないようにフリーザー袋に入れた状態で空気を抜いて。

▼冷凍するのはちょっと、という方はもちろん乾燥えのきもありです。手軽さも◎

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緑茶の効能、カテキンについて

空気の乾燥している冬場、皆さま体の乾燥対策はばっちりでしょうか?

汗をかきにくい夏場と違って逆に乾きに気付きにくく脱水しがちな冬場。できればこまめに、のどが渇いたと感じる前に、数分おきに水分摂取するのがおすすめです。

先日、メンタリストDaiGoさんも動画で「こまめに一口づつ水分補給すると頭が良くなる」とおっしゃっていましたが、まさにその通りですね!

この動画を見てから更にこまめに水分補給できるように、職場でも手をのばせば届くところに緑茶か水のペットボトルを置いて飲むようにしています!

という事で水分補給がいかに重要かは色んな側面から見て重要だということは既にご存知かと思いますが、今回はこまめな水分補給に特におすすめ!緑茶の素晴らしい効能とおすすめの飲み方について触れていこうと思います!

緑茶の効能、カテキンについて

まず、緑茶には言わずと知れる有名な健康成分、カテキンが豊富に含まれています。

カテキンが体に良いとはよく聞きますが、実際何が良いかというと様々なのですが、注目しておきたいのはこのブログでも度々大事だよーとお伝えしている抗酸化作用が強い点です。

いわゆる、体は知らず知らずのうちに食生活なりストレスなりで酸化しているのですが、その酸化から守ってくれる成分が豊富だという事です。

私が食べているものの中でこれまでおすすめしてきたのがブルーベリーとか紫芋で、私自身は芋が主食(もちろん米も食べますよ…)でブルーベリーは常に冷凍庫に入ってる、という状況でなければ調達しないと手に入らないかと思います。ですが緑茶であれば何の事なしに手軽に飲めますよね!

さて、そんな抗酸化作用の強いカテキンですが、個人的はかなり前のDaiGoさんの動画で「没食子酸エピガロカテキン」と連呼していたのが印象的です。カテキンの中にもいくつか種類がありますが、緑茶には没食子酸エピガロカテキンが豊富でとにかく抗酸化作用強いとの事でしたー。

さて、ではここからどんな飲み方が効果的なのかですが、ざっとこんな感じがおすすめかと。

  • 乳製品と一緒に摂らない(緑茶ラテ、抹茶ラテとか…)
  • 粉末緑茶で茶葉をまるごと摂取する
  • 1日茶葉1g目標で摂取する

そんなに難しくないですよね。うんうん、問題なく行けそうじゃないですか?

乳製品と一緒に摂らないに関しては、緑茶のカテキンは乳製品のタンパク質と結合しやすく、結合するとなんと効能を失います…。こちらは要注意。ですので結論からすると〇〇ラテはなんの効能も望めません…。

ですのでペットボトルの緑茶を飲んでいただければそれで問題はないのですが、自宅で緑茶よく飲むよーっていう方におすすめなのは粉末緑茶を1日2杯くらい淹れて飲むこと。

急須で淹れる緑茶は特に新茶のシーズンなんか香りまろやかで素晴らしいおいしさですが、効能的には茶葉を捨ててしまうと7割のカテキンをはじめとする有効成分を捨ててしまうことになるんですね。なんともったいない…というお話です。

写真が貧相で申し訳ありませんが私もこんな感じで愛飲してます!

緑茶は粉末茶で飲むのがおすすめ

粉末緑茶の飲み方としては急須で淹れるのとは比べ物にならないほど手軽で、粉末緑茶をコップに入れてお湯で溶けばそれでOK!

余談ですが私はさらに難消化性デキストリンも3g程一緒に溶かして飲んでます。自家製トクホの緑茶になるのでこれもおすすめです。笑

(詳しくはこちらの記事をどうぞ→手軽で安価な水溶性食物繊維、難消化性デキストリンが腸内環境の改善におすすめな件!

ものにもよるかと思いますが、大体コップ1杯のお湯に対して粉末緑茶0.6g~1gくらい溶かせばちょうど良いと思います。若干抹茶っぽくもありとてもおいしいのでこれはかなりおすすめです。ぜひ、お試しくださいー!

粉末緑茶

という事で今回は飲料編、緑茶の回でしたがいかがでしょうか。手軽に健康効果が望めますので取り入れてみていただけましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼スティックタイプの個包装、家置き用、どちらも粉末緑茶です。

▼難消化性デキストリン。水溶性食物繊維なので無味、無色で一緒に溶かせば自家製トクホの緑茶です。

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焼きナス

こんにちは!手指の乾燥がひどくてたまりません…。あちこち切れてしまって痛くて。雪が降らないどころかよくよく長い事雨すら降ってないですからね。加湿器とワセリンがマストな今日この頃です。

さて、前置き関係なしに「なすは栄養がない、は本当?焼きナスにするだけでもおいしい魅力満載の野菜に迫る」という事で、栄養がないというイメージが強くなってしまっている野菜、なすの魅力に迫ります!

そもそも栄養がない野菜なんてありませんが、おそらくなすに栄養がないと思われてしまう理由のひとつとして「ほとんど水分」という事があるかと思います。その水分、なんとなす全体の約93%が水分です!では残りの7%にかけるしかないのですが、しっかり魅力、ありますよー!

 

まず、なすにしか含まれていない健康成分が皮の紫色の部分に含まれています。その名もナスニン

このブログをご愛読いただいている方は大体お気付きかと思いますが、大抵紫色の野菜に含まれていますが、このナスニンはポリフェノールの一種のアントシアニンの一種で非常に抗酸化作用が強いんです。

皮をむいてしまうとせっかくの希少ななすの栄養をそぎ落としてしまう事になるので皮ごといただきましょう。

ちなみにナスニンは熱には強いのでこんがり焼いてOKです。ただ水溶性なのでアク抜きにと長時間水に浸すのはNGとなります。そもそもナスを食べてアクを強く感じるという事はあまりないと思うのでアク抜きの必要性ある?っていうお話ですが。変色防止に水に浸すという方は要注意です。

 

それからもう一つ魅力はあります。それは食物繊維。スポンジ状で食物繊維なんてどこにあるの?と思いがちななすですが、実は食物繊維がバランス良く含まれているんです。

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますが、なすにはこの2つがバランスよく含まれています。カロリーも低い野菜ですし、ダイエットにも割と向いている野菜だったりするんですよね。

ということで、なすにはこんな感じで少ないながらもしっかり栄養はあります!夏野菜のイメージが強いですが、秋ナスは嫁に食わすなという事で実はなすのおいしい季節は寒くなりだしてからという事実があります。

私も先日焼きナスにしておいしくいただきましたー!

焼きナス

オリーブオイルでこんがり焼いて、生姜醤油で。定番のおいしさでした。AGEsの健康被害はいったん頭から取り去っておきました。

個人的には味付けなしで焼くだけならごま油よりオリーブオイルで焼く方が好きです。なすは油を吸収しやすいので極力大目に摂っても被害の少ない油にしておきたいところではあります。そこまで考えてはいませんでしたが。笑

という事でいかがでしたでしょうか。なすの魅力を噛みしめておいしく食していただけましたら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼抗酸化作用についてはこちらの記事で軽く触れています。

アントシアニン豊富で抗酸化作用も期待できる紫芋について!紅芋との違いとは?

▼オリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイルの質の良いものを。安すぎるのは100%オリーブオイルでない可能性があるので要注意です。

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まずは白米1合を30分水に浸す。

こんにちは、本日もよろしくお願いいたします!

さて、今年に入って新たな調理器を購入しました。それは何かと言いますと…

サーモス シャトルシェフ

サーモスのシャトルシェフです!

シャトルシェフのいいところと言えば、真空保温調理ができること!いかにも私が好きそうなアイテムですね。amazonの初売りでまさしく購入に至りました。笑

サーモス シャトルシェフ

こんな感じです。ガス火でもIHでも良いのですが、専用の鍋で数分沸騰させて、その後は鍋ごと保温調理器に入れて何時間か保温調理するという、光熱費の節約にもなるし、保温調理中はコトコト沸騰しないので煮崩れもせず、弱火で煮続けるような状態が続くというわけなんですねー。良いですねー!

試しに早速、米麹甘酒を合計約9時間かけて作ってみましたのでご覧いただけましたら幸いです。

レシピはサーモスさんの公式通り:https://www.thermos.jp/recipe/detail/745.html

公式から丸写しになってしまうのでレシピ記載は割愛させていただきます。その代わりに調理過程の写真をたくさん撮りためたのでダイジェストでどうぞ。

シャトルシェフで米麹甘酒

30分水に浸した米1合を、吹きこぼれないように気を付けながら5分沸騰させる。

シャトルシェフで米麹甘酒

真空保温容器に入れて45分保温調理する。まずはおかゆが完成!

 まずは白米1合を30分水に浸す。

ぬるま湯でふやかした米麹を加えて60度まで冷ます。真空保温調理器に入れてここからまず4時間放置。

 まずは白米1合を30分水に浸す。

4時間経ったらまた再度火にかけて60度まで上げる。
ここから再び真空保温調理器に入れて4時間放置。

 まずは白米1合を30分水に浸す。

完成!めちゃくちゃ完成度の高い米麹甘酒できた…感動…

 

ちなみに真空保温調理器はこんなルックスでおしゃれです!

サーモスシャトルシャフ 真空保温調理器

使った米麹はスーパーで売ってるみやここうじ

米こうじ

 

という事で、ものすごく感動的な上品な甘みの米麹甘酒が完成しました!!お世辞なしにめっちゃくちゃおいしいです。もう市販の飲めないってくらいナチュラルでおいしいです。

 

シャトルシェフの使い方は簡単。

外側は保温調理用の鍋型容器(こちらは直火不可、直火にかけた鍋を入れる保温容器です)、内側に直火にかける鍋が入る二層構造になっているので鍋で数分沸騰させ、それを保温調理用の鍋型容器にすっぽり入れてあとは待つのみ。

弱火でコトコト煮込む状態を数時間に渡って保てるので、ガスも電力も不要で火入れが出来ます。

 

▼詳しい使い方や注意点は別記事にアップしていますので購入検討中の方はぜひご参考にしてください。

真空保温調理鍋シャトルシェフの使用時の注意点、購入検討時の容量の選び方など

 

麹の甘酒ができる原理は、酵素で米を発酵させる事なのです。つまりは米のデンプン質を糖化させるのですが、酵素の働きに最適な温度が60度。60度を保った状態で8時間程度継続させることが肝なので、シャトルシェフのメリットを確実に活かせるレシピという訳なんです!素晴らしい!

酒粕の甘酒と違ってオリゴ糖や食物繊維豊富で腸内環境にも良い、さらにノンシュガーなのでカロリーも低めというメリット満載です。(とはいえブドウ糖、糖分には違いないので飲みすぎは厳禁)

低温調理器や炊飯器を使って60度で保温し続けても良いですが、シャトルシェフなら何と言ってもその間光熱費ゼロですからねー。ガス火は合計10分も使っておらず、超経済的でした。すごいです本当に。

すごいのは光熱費節約もそうですが、なにより保温力!4時間経ってフタ開けてみるとしっかり温かいんですよね。素晴らしいとしか言いようがないです。年明け早々本当にいい買い物しました。

という事で今回はここまでです。これからまた色々活用していきたいと思っていますがもう既に現時点でおすすめ度は高いです。購入される際は断然amazonが安いです。60%OFFくらいになってます。決して回し者でないですが、最近ほぼamazonでしか買い物してないです。笑

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼値段の違いは容量の違い。縦に長いだけで幅は同じなので大きくてもかさばって困る事はそこまでないです。

保温力を発揮するためには鍋の8分目くらいまで入れて調理するのがベストなので少量しか作らないかたは小さい方が良いです。

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難消化性デキストリン

皆さま、突然ですが食物繊維は足りていますかー?

さすがに今更になるので食物繊維のここがいい!の話は割愛させていただきますが、食物繊維の1日の摂取目標量は男性で20g以上、女性で18g以上と国は推奨しています。18~69歳の目標数値です。

この量はちょっとランチにカップサラダ食べただけではなかなか難しい量で、何かしら食事を工夫するとかしないと不足しがちなんですよね。

そこで本日は私が愛用している食物繊維不足解消アイテムをご紹介する回にします!

早速ですが、こちらです!先に言っておきますが、思いっきり使いかけの写真ですのでびっくりしないでください…

難消化性デキストリン

難消化性デキストリンです。

ものすごい使用感出ちゃってますが愛用している感は出ているので信じてもらいやすくなるかと思います。笑

難消化性デキストリンですが、食物繊維不足の解消の他にもたくさんメリットがあるんです。食物繊維は十分に取ってるけどなぜか便通が良くない、おなかが張る、などでお困りの方がいらっしゃると思います。私もその一人です。

便秘の原因はストレスやホルモンバランスなどで大きく左右されるので一概に言えませんが、パレオな男の鈴木祐さんも著書やブログに書いているように「リーキーガット」という腸に穴が開いて良い栄養素も吸収できない、いつになっても体調改善できない現象があり。

リーキーガットになってからは腸内環境を良好な状態に意地でも持っていかないといけなく。それで私は難消化性デキストリンに行き着いて今は愛用しているという訳なのです。

これだけでは説明不足かと思いますが、とりあえず話が進まないので詳しくはパレオな兄貴の「最高の体調」を熟読してください。

 

それでは難消化性デキストリンを摂取することによって得られるとされるメリットです。

  • 糖の吸収スピードを下げる
  • 整腸作用

これらがメインどころですが他にも

  • 脂肪の吸収スピードの遅延作用
  • 内臓脂肪の低減
  • ミネラルの吸収促進

などもあります。

メインの2つを見てお気づきになられた方もいらっしゃるかと思いますが、こちらの難消化性デキストリン、トクホのお茶や飲料のトクホにしている材料なのです。次回コンビニに行ったらぜひ裏の原材料表記を確認してみてください。「難消化性デキストリン」と多くのトクホ飲料に記載されていることがお分かりいただけます。

つまり、難消化性をお好みのお茶やジュースに溶かせば自宅で手軽にトクホになるという訳です。

そして物理的なメリットとして、とても安価です。こちらをご覧ください。

amazonのベストセラーの上記、400gで900円弱です。1日に5~10gが摂取目安ですから…毎日惜しみなく自家製トクホが楽しめます。そう考えるとトクホ飲料ってかなり儲けてますよね。笑

しかも無味無臭、粘性もないのでお茶や水、ジュース、何にでも混ぜられます。何か月も毎日使ってますが、なんていうか、本当、良いです。笑

そうそう、原料はトウモロコシのでんぷんで水溶性食物繊維です。ヒト実験でも安全性が確認されていますので安心して毎日飲めますよー!

これを使い始めてから10数年どうしようもなかった便通と腸内環境が大幅に改善されたので私はリーキーガット、またはリーキーガットに近い状態だったのかな、と思います。もちろんストレスも溜まっていますので他にも原因があり、完治しているわけではありませんが、症状が近い方には十分におすすめできるアイテムです。

一度、最高の体調を熟読し、食物繊維摂取を今一度見直してみるの、いいかもしれません。

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