安納芋の蒸し煮

こんにちは!本日もよろしくお願いいたします。

先日、アントシアニン豊富で抗酸化作用も期待できる紫芋について!紅芋との違いとは?という記事を上げました。無水鍋でじっくり加熱したつもりが思い上がりだった記事ですね。笑

そこであれからどうして甘くならなかったのかすごく調べました。

安納芋に限らずさつまいもの加熱に役立つ情報を掴みましたので、それを今回ざっくりまとめてみようと思います!

まず、前回失敗した記事で上げた写真をもう一度上げますが、こんな感じで焼き芋にしました。

安納芋を無水鍋で焼き芋に

無水鍋にアルミホイル敷いて、そこに洗ったままの安納芋をのせるスタイル。

これだとさつまいもが高温になりすぎたのかなと思っています。

アルミホイルは断熱性があるので、鍋底に敷くのでなく、さつまいもをぐるぐる包んで焼き上げれば少し低温を保てたのかなと。ここが惜しい点だったのではとひとつ反省。

更に掘り下げるならば、アルミホイルをくしゃくしゃにしてボリュームを持たせて巻き付ければよりゆっくり熱が入る計算になる様子です!

そもそもさつまいもに含まれるβアミラーゼが活発的に働く温度は30度~65度までの間なので、そもそもそもそも低温調理器で良かったのでは説が今更ながらあります…。

BONIQさんの公式ブログでも既に試してますね…。温度設定は高いので低温と言いながらも結構な高温ですがかなり試行錯誤されているようなので信ぴょう性高いです。

肉魚と違って野菜いも類は一定の高温にならないと柔らかくならないはずですし、BONIQさんのが正解なのかもしれないですねー。

どれが美味しい?究極のさつまいも 比較実験

ただ安納芋の焼き芋にしよう!が目標だったのでやっぱり冬らしくこんがりさせたかったんですよねー。ならば低温調理終わってから焼き目をつければよかったのでは…?と実験意欲が湧いています。

さつまいもの内部が70度になるまでが糊化する温度ということで、この温度帯でじっくり加熱できれば単純に甘くなるという事なので、65度をキープしてじっくり低温調理すればおいしくなるはず。そういえば芋の低温調理、まだ試したことないですねが、いかにも使えそうですねー。今後ぜひ試してみたいと思います。

焼いもについて深く研究したい方は日本いも研究会さんの著書でどうぞ。

そして最後にもうひとつ。

先日、無水鍋で「とろ火」で40分間蒸し焼きにしたのですが、火加減でも鍋の中の温度はもちろん大きく変わります。

基本的にどんな料理でもこのブログでは強火はおすすめしていませんが、それは高温になるからというのがひとつの理由です。

どんな調理器具を使うかによりますが、ざっと

  • とろ火…140度
  • 弱火…150度
  • 中火…160~180度
  • 強火、鍋底からはみ出る火…200度越え

とこんな感じになる、と。

お肉を焼くにしても野菜を蒸し煮にするにも、基本的にはとろ火、弱火でじっくり加熱するのがおすすめという訳なのですよねー。

高温でガッシガッシ鍋振りして炒めないと男の中華は作れねぇんだよ!という方には申し訳ありませんが、低温でもその分時間をかければ基本的にはしっかり調理できます。

ちなみに残った安納芋を若干やけくそになって、いつものように少量の水と塩で20分くらい蒸し煮にしてみたのですが、やはりそこまで甘みは出ませんでした。笑

安納芋の蒸し煮

「安納芋の蒸し煮」ってあまり聞いたことないですもんね。やっぱりこうなるんですね。笑

これはこれでおいしかったのですが!

低温や弱火をうまく使うと有害成分を出さずに、なおかつ素材本来のおいしさを最大限に残して調理ができますよー!今一度日頃の調理過程でコンロの火加減が強すぎないか、見直してみてもいいかもしれません。

簡単な考察記事になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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安納芋を無水鍋で焼き芋完成

どうもどうも。皆さま、この冬焼き芋は食べましたか?焼き芋、おいしいですよねぇ…

という事で本日は焼き芋の話題になります。今回焼き芋にしたのは安納芋!使った調理器具は無水鍋

まずは無水鍋の説明が必要になるかと思いますが、その名の通り水なしでの調理が基本となるアルミ製の鍋です。熱伝導率がものすごく高く、鍋内の水蒸気が対流するので水がなくても焦げ付かずに調理できるという優れものなんですよね。カレーなんか材料入れてフタして待つのみで普通に作るよりも明らかにおいしくほっくりとコクのある仕上がりになります。自分で言うのもなんですがお店よりおいしくできます…笑

昔からあるものですが、今になってバーミキュラとか流行りだしているので再注目を浴びているアイテムです。でもこれから導入検討の場合はそこまで高価なものでなくシンプルな昔ながらのもので全然OKですよー。

なのですが…今回の焼き芋、なぜか半分失敗したの巻です。それではどうぞ。笑

 

【作り方】

無水鍋にアルミホイルを敷いて洗って濡れたままの安納芋を入れる

安納芋を無水鍋で焼き芋に

フタしてとろ火で40分加熱。ただただ待つのみ。これだけ、本当に簡単です!

できたー!

安納芋を無水鍋で焼き芋完成

写真では見た目の変化がまるで分かりませんがするするっと串が通ります!

お皿に移すとアルミホイルに当たっていた面がこんがり焼けているのがよく分かりますね。おいしそうです!

無水鍋で作った安納芋の焼き芋

そして実食ー!

無水鍋で作った安納芋の焼き芋

ねっとりじゅるっと安納芋ならではの完成度です!でも…でもなぜか甘くない…!なぜ…どうした安納芋!?なにか悲しいことでもあったか…?相談ならいつでものるぞ…

なんで甘くないんだろうか…色々調べましたがこれも以前のブロッコリーの茎が破裂した記事同様、これといった原因がつかめていません。

追熟するのがまだだった、とか、いきなりバンッと高温になってしまった、とか糖化する温度に満たなかったor高温すぎたとかそんなところが失敗の原因かと思うのですが、今回無水鍋にアルミホイルを敷いてとろ火なのでこれには当てはまらないと思うのですが…。

でも実際のところ無水鍋内が何度まで上がって安納芋の内部が何度になっているかを計っていないので、たぶん糖化できずじまいで終わってしまったに違いありませんよね…。うーん、せっかく安納芋なのに心残りが残るかたちとなりました。

まだ安納芋残っているので、次回は普通の鍋でゆっくり蒸し煮にしてみたいと思います。やっぱり安納芋、難しいな!(以前にも失敗した経緯あり)

 

さて、ここまでで終わるとただの失敗した人になってしまうので、最後に安納芋うんちくを書いて締めたいと思います。

安納芋は品種登録されている「安納紅」と「安納こがね」、他に在来品種に分類されます。

安納紅と安納こがねは種子島でしか栽培できない=品種登録されているので他の地域では栽培が許されない、です。焼き芋にした時の最大糖度40度という事でものすごい甘さのさつまいもですね!

今回焼き芋にしたのはもちろん趣味で畑やってる人が作った在来種。

安納紅は皮が普通のさつまいもみたいに紫色、安納こがねは皮が薄褐色。在来種も基本的に薄褐色ですよね、安納紅、ぜひぜひ食べてみたい!おいしく焼けるようになったらぜひお取り寄せしたい。笑

普通にさつまいももそうですが、寒さに弱いので冷蔵庫での保管はNGです。腐敗してしまいます。13~15度での保存がベストです。調べによれば新聞紙にくるんで冷暗所に保存が良いとの事です。

こういう保存方法とかについてはどこのサイトにも書いてあるのに失敗論について書いてるサイトは探してもなかなかないんですよねー。こうやったら失敗した、とか、そういうの必要だと思うんですがね。失敗して、ならばこうしようって成功につながると思うのですが。という事で言い訳がましいですがこのブログでは失敗した事に関しても惜しみなく綴っています。笑

 

焼き芋以外の用途としても無水鍋はおすすめです。カレーや肉じゃがなど、具材と調味料を入れて完全放置でホクホク、味染み染みに仕上がります。

シンプルなもので十分な使い勝手です。なんと、フタは焼き物用のフライパン代わりにも使えます!

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