ささみの低温調理

こんにちはー。年末年始休みまであと一歩です、毎日寒いですがとりあえずなんとか休みまで乗り切っていきましょう!

さて、本日は久々に低温調理やってみた編をお送りします。

やってみたといってもそこまで実験的要素はないのですが、調理したお肉はこちらです!

国産若鶏ささみ肉

鶏ささみです!グラム49円でむね肉と同じ値段になってました!なんと素晴らしい。むね肉も買いますがこうなったらささみも食べますよね。

ささみと言えばヘルシーで高たんぱく、チーズと大葉と巻いて子供のお弁当に…というイメージが強いですが、私は究極的におひとりさまでいかにおいしく仕上げるか、とストイックに調理している身なので、いつもどおり科学的に適切な温度と時間で加熱していただくスタイルです。笑

今回結構量入っているのを買ってきたのでシンプルに全部まとめて低温調理してしまいましたー。

【材料】

  • ささみ…10本位で468g
  • オリーブオイル…ささみ全体におおめにまとう量
  • 塩…上記総量の0.9%
  • ブラックペッパー…お好みの量

【作り方】

  1. 低温調理器を60度で1時間にセットする。
  2. 材料全てをフリーザー袋に入れる。
  3. 設定温度になったら浸水法で袋を真空状態にしてお湯に沈めてあとは待つのみ!

今回も写真でダイジェストしてみましょう。

ささみの低温調理

ささみの低温調理

ささみの低温調理

あとがけブラックペッパーとアルペンザルツ(塩)レモン汁がかかった状態です!やっぱり固くならずにしっとりしていておいしいですねー!

あ、筋すら取っていませんが筋の存在に全く気付くことなくおいしくいただけましたよー。

 

鶏胸肉の低温調理と同じ感覚ですが、肉の厚みがだいぶ違うので設定温度を1度下げています。

他は特に何も変わったことがないので、今日は少し温度設定選定基準について書いて終わりにしたいと思います。

 

まず、今回鶏ささみなので厚みが1.5cmとしますと、肉の中心部が水温と同じ温度に到達するのがお湯に沈めてから35分後。

鶏肉にいるサルモネラ菌とカンピロバクター菌を殺菌すべく、最低56度以上での調理が必要。私は安心して食べたいので鶏肉に関しては60度以上で加熱しているので今回は60度に。

60度だと12分は最低加熱が必要なので、35分+12分=47分は必須。ここに保険をかけて60分、という訳です。

そもそもしっかり温度管理ができている事、オリーブオイルを入れて、真空状態にして、熱の通りが均一で正確であることが大前提ですが、こんな感じで基準値ははじき出せます。

 

いかがでしたでしょうか、そもそも料理写真がささみ丸ごとドカーンとお皿に乗せたものな事を若干反省しております…笑

スライスするなり、チーズのせて部分的にかるく炙って焦がしたり、そんな感じにするとより食べやすく、おいしくなるかと思います!

むね肉以上に高たんぱくなささみ肉、低温調理ならば平常通り簡単放置で手軽に食べられますのでぜひぜひ!

それでは本日はここまでです。最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼低温調理器選びは信頼のメーカー、しっかりレビューされているものを選んでください。

▼低温調理器用、ちょうどいいサイズのおすすめ容器。私も愛用中。

▼最近出版された日本語版の低温調理の本

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豚もも肉一口ステーキカットの低温真空調理

3連休中日いかがお過ごしでしょうか、こんにちは!私は絶賛通常業務中です。笑

本日は豚肉の低温調理やってみた編をお送りいたします。…なのですが、今回設定をミスっているので火が通り過ぎています。

おいしいのですが、低温調理ならではのおいしさを引き出すことに失敗しています。色々試しながら様子をみていきたいと思っているのでご愛敬でお願いいたします。笑

完成形ではないのでレシピ形式でなくやってみた形式で記述していきます。

 

という事で今回調理したのはこちらでーす。

豚もも肉一口ステーキカット

豚もも肉一口ステーキカットです。厚さ0.8mmくらい。

これをなるべく重ならないようにフリーザー袋にセットして浸水法で真空状態にする…と。

今回、設定が明らかに時間長すぎで、61度で1時間30分。一緒に入れるのはオリーブオイルと総量に対しての塩0.9%。

私がいつも鶏むね肉でやってる設定と同じ。なのでこの時点で違うと気付くべきなのですが。次、いきましょう。笑

 

豚もも肉一口ステーキカットの低温真空調理

そして出来上がったのがこちら!

豚もも肉一口ステーキカットの低温真空調理

失敗と言っても設定温度が間違っている訳ではなく、お肉の色合いも変化しすぎずまずまずの見た目です。

豚もも肉一口ステーキカットの低温真空調理

生姜醤油をつけだれにしていただいたのですが、火が通り過ぎただけでフライパンで普通に焼くのと比べたら固くなり過ぎず全然おいしかったです!

先日、低温真空調理で肉がおいしくなる理屈をわかりやすく解説!という記事で記述しましたが、この原理を活かして水分がキープされつつパサつく事はなく仕上がりました。

今回の失敗点は、多少袋の中で重なる部分はあったにせよ、お肉の厚みが0.8mmくらいだったのに対して61度で1時間30分は長すぎた、という事。これが厚さ2cmとかだったらちょうどよかったのかなと思います。次回に活かします!

次は生姜焼きのタレを調合して一緒に低温真空調理してジンジャーポークにしてみよう!

 

▼低温調理器はしっかり温度管理ができる信頼できるものを確実に選びましょう。温度が下がってて食中毒とか、絶対避けましょう。

▼低温調理器を取り付ける容器は保温性の高いものであれば鍋でもなんでも大丈夫ですが、下記はサイズ感がちょうどよく、私も愛用しています。

▼塩とオリーブオイルは品質の良いものを。アルペンザルツは塩の出方がパラパラ、ドバーっ、その中間と使い分け可能な構造のパッケージで、その点もありおすすめです。

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アトランティックサーモンの低温調理

こんにちは!今日は休日なのですが、何が起こったのか朝8時から目の前の一軒家のブロック塀を破壊する工事が始まり、ものすごい騒音にびっくりして目が覚めました…。

窓を全部閉めても防ぎきれない物凄い騒音。こういうのって事前にチラシを入れておくとか、そういう配慮必要だと思いますが。

あまりにもモラルがなさすぎると感じるのですが、ここまでの騒音が出ると分からなかったのでしょうか…。

 

と、そんな諸事情はここまでにして、今日は久々に低温調理ネタです。

先日は旬の秋鮭を低温調理しましたが、今回は海外産のアトランティックサーモンを調理しました。

アトランティックサーモンの特徴は何と言っても脂が多く非常にまろやかな味という点。マグロでいうところの大トロでしょうか。

アトランティックサーモン

半額な事は気にしないでください。笑

 

材料や作り方は秋鮭の時と全く同じなので記載は割愛させていただき、秋鮭の記事のリンクを貼っておきたいと思います。

魚もおいしく低温調理!旬の秋鮭を放置するだけ簡単調理

秋鮭とアトランティックサーモン、低温調理器の設定を同じにして調理したら仕上がりは問題なく出来上がるのか?という実験?です!

低温調理器の設定は55度で40分。

アトランティックサーモン

オリーブオイル少量入れるのをお忘れなく。

アトランティックサーモンの低温調理

ででーん。完成しましたー!

アトランティックサーモンの低温調理

うんうん。良い感じです。

アトランティックサーモンの低温調理

柔らかすぎて袋から取り出す際に身が崩れてしまったのでこういった写真になってしまいましたが、実食してみると非常にやわらかまろやかでとってもおいしかったです!

結果として、低温調理器の設定については秋鮭と同じ設定で問題はなかったです。

 

同じ設定でも秋鮭は秋鮭の持ち味のもっちりしっとり感を最大に出せてる感じで、アトランティックサーモンはやっぱり持ち味のこってりまったり柔らかな部分が再現できることが分かりました。

ただ、アトランティックサーモンの場合は特に魚感が強いので、仕上がってから最後に皮目の部分をバーナー又はフライパンでしっかり焼き付けると香ばしくておいしいです。

なお、脂身が多いサーモンにはクセの強いハーブが相性抜群です。苦手でなければタイムやローズマリーが入った魚用のミックスハーブを一緒に入れて低温調理するのがおすすめです!

バーナーで炙るとハーブが焦げて香ばしい爽やかな香りが引き立つので、最後のひと手間として焼き目をつける場合は一層おすすめです!

 

何度も書きますが、低温調理に関しては温度と時間がしっかり管理できることが大前提です。低温調理器をこれから購入しようと検討されている方は実績のある信頼できるメーカーのものを購入することをおすすめします。

 

という事で今回はアトランティックサーモンの低温調理、秋鮭と同じ設定でおいしく仕上がるのかの実験。

結果、大丈夫だった!でした。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼低温調理器はしっかり温度管理できる信頼できるものを選んでください。レビューもしっかりご確認を。

▼低温調理にちょうどいい容器。鍋でも良いですが、透明だから調理中でも中の様子が見えるのとずれた状態でもフタを載せて調理すると保温性がグンと高くなります。

▼魚料理にこれさえあれば万能なミックスハーブ

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低温調理ローストビーフ

ついにやりました!つっしーさんレシピで低温調理ローストビーフ!!

以前に自己流で作ってそこそこおいしかったですが、つっしーさんレシピで作れることにワクワクでした!

今回残念ながら一部失敗してしまったので完全な再現にならなかったのですが、次回に繋がると信じてとりあえず結果をアップしたいと思います!

 

今回使ったのはこちら。

ローストビーフ用牛もも肉

スーパーで売ってる普通の牛ももブロックです。

量がちょっと少なかったかもです。今回300g前半でしたが、本来のレシピは500gくらい。このせいで火が通り過ぎたのかも、というのもひとつ失敗の理由だと思います。

なのでやはり本家のレシピに基づくのが良いです。今回の記事はあくまで私の経験論として軽く捉えてください。笑

チャンネル登録していないとレシピ見られませんが、正しい情報を発信したいのでリンクを貼っておきます!

 

 

それでは失敗しつつもいい感じで出来上がったレシピです。

 

【材料】

・牛ももブロック…500gは必要

★赤ワイン…200ml

★醤油…50ml

・ローリエ…1枚

・にんにく…1かけ分スライス

・オリーブオイル…少々

 

【作り方】

1.牛肉の水分をキッチンペーパーでよく拭き取ってフリーザー袋に入れる。

2.★の材料をフライパンで半量くらいになるまで煮詰めて粗熱を取る。そして1.の袋に加える。

3.スライスにんにくとローリエも2.の袋に入れて浸水法で真空状態にして冷蔵庫で一晩マリネする。

(1日後…)

4.肉を袋から出して水気を拭き取りフリーザー袋に入れる。オリーブオイルも少々入れる。

(マリネ液はソースに使うので取っておく。私は今回オリーブオイル入れるの忘れるという失態を犯して火が通り過ぎた…必ずお忘れなく。)

低温調理ローストビーフ

5.低温調理器を55.5度で9時間にセットして低温調理する。

ローストビーフ低温真空調理中

(9時間後…)

低温調理ローストビーフ完成

6.バーナーまたはフライパンで表面を軽く炙ってローストビーフ完成!

7.フライパンでマリネ液を煮詰めてソースを作って完成!

(つっしーさんレシピではオオバコで濃度つける事推奨、私は片栗粉で代用したのですが、片栗粉は固まりすぎるのでおすすめできない…オオバコなければまだ濃度つけない方がよいかも)

 

こんな感じに!

低温調理ローストビーフ

予定ではもっときれいなピンク色になる予定でしたが、上記の2点の失態のおかげで若干次回への反省点が生まれたかたちとなりました。でも十分良い感じ!

低温調理ローストビーフ

一晩マリネしたのでしっかり味がついています!肉を柔らかく仕上げる効果もあるそうです。素晴らしい!

次は反省点を活かしてつっしーさんのレベルに行き着きたい!

完全な成功に行き着くには失敗あるのみだと思って次回もっと上手に作れるよう頑張りたいと思います!

 

▼低温調理器はしっかりと温度管理できて信頼できるメーカーのものを購入することを強くお勧めします。

▼低温調理器を取り付ける容器は保温性の高いものであれば鍋でもなんでも大丈夫ですが、下記はサイズ感がちょうどよく、私も愛用しています。

▼オリーブオイル、たくさん使うならこちらはおすすめです。

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低温真空調理でサラダチキン

zこんにちは!

さて、低温調理器を買ったらまず作ってみたいうちのひとつが「サラダチキン」「鶏ハム」。

普通にお鍋やフライパンでがっつり茹でてしまうと、いわゆる鶏むね肉の「パサパサ感」「固い」「おいしくない」イメージが出やすくなってしまいますよね。

そこで今回ご紹介するのが低温真空調理法です!

 

その名の通り、肉のタンパク質の変性が始まる以前の低温(アクチンの変性が始まり肉の水分が抜け始める前の温度)で長時間火入れする調理法

当ブログでは様々な肉、そして肉の部位の低温調理レシピをアップしていますので、ご興味ある方はぜひご覧いただけましたら幸いです。

▼肉のタンパク質変性温度についてはこちらの記事で解説しています

低温真空調理で肉がおいしくなる理屈をわかりやすく解説!

 

今回ご紹介するのは低温調理器を購入したらまず試していただきたい、低温調理の基本レシピ、鶏むね肉のサラダチキン。いわゆる鶏ハムです。

筆者自身も何度か温度と時間微調整で試してみて、手軽かつ程よい食感を残しつつ驚くほどしっとり柔らかい、なおかつ温度と時間の管理としても安全ラインを極めたレシピとなっていますので、ぜひご参考になりましたら嬉しいです!

 

【材料】

  • 鶏むね肉…1枚
  • オリーブオイル…大さじ1~2
  • 塩…上記全体の0.9%の重量
  • ブラックペッパー・ハーブミックス…お好みで適量

 

【作り方】

  1. 低温調理器に水を入れ、「61度で1時間30分」にセットする。
  2. ジップロックなどのフリーザー袋に上記を計って全て入れて軽く揉み込む。
  3. 低温調理器が設定温度に達したら、2を浸水法で沈めながら空気を抜いてチャックを漏れなく完全に閉める。
  4. 完成まで待つのみ!

 

低温真空調理でサラダチキン

驚くほど柔らか、しっとりとして鶏むね肉の概念を打ち砕くサラダチキンの完成です!

 

スライスして盛り付けてワインと一緒に!本当は白ですよね。っていうかなんでこの時赤飲んでんだろうか…笑

低温真空調理でサラダチキン

低温調理サラダチキンとタンドリーチキン

 

注意点としては、鶏むね肉を袋に入れる際、ドリップ(汁)が出ている場合はキッチンペーパーなどでふき取ってから入れること、しっかり袋を真空状態にすること。

それから上記レシピは1枚表記していますが、大きい袋であれば倍量にしてもOKです。倍量にする場合は袋の中で重ねず、平らにして調理してください。

 

▼2枚目はカレー粉プラスのタンドリーチキン風。手持ちのカレー粉をプラスするだけでガラッと印象の変わるジャンクな味わいになります。こちらもおすすめです!

【鶏むね肉低温調理レシピ】サラダチキンにカレー粉プラスするだけ!低温調理タンドリーチキン

 

いかがでしたでしょうか?ご覧いただいての通り、基本的に湯せんを開始してからは完全放置、火を使わないので目を離していても安全に調理が可能な画期的な調理法です。

具体的に肉が硬くなり始めるのはアクチンが変性することによって水分が抜け始める65.5度。65.5度を超えない温度を必要時間確実にキープすることができればしっかり火入れ、殺菌ができます。

低温調理器を使わずともできない調理法ではありませんが、必要時間は少なくとも1時間以上はかかりますから普通のお鍋にお湯を張って温度が下がったら火をつけて、また消して…というのは現実的になかなか難しいですし、万が一温度が下がった事に気づかずきちんと殺菌しきれてなかった、なんてことになったら食中毒の可能性も大いにあります。

サラダチキンの他にもローストビーフローストポーク魚の調理だって袋に入れて設定ひとつでほったらかし調理できちゃうのが低温調理器です。レシピは無限大です。ぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか!

筆者自身、毎日家では完全自炊でよくお肉、お魚食べていますがその90%くらいは低温調理器でほったらかし調理したものです。他にもたくさん低温調理記事はアップしていますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。

 

ということで本日はここまでです。最後までご覧いただきましてありがとうございました!

 

▼低温調理器はしっかり温度管理できる信頼できるものを選んでください。レビューもしっかりご確認を。

▼低温調理にちょうどいい容器。鍋でも良いですが、透明だから調理中でも中の様子が見えるのとずれた状態でもフタを載せて調理すると保温性がグンと高くなります。

▼海外製の低温調理器で付属がない場合は電源プラグを3P→2Pに変更プラグが必要です。

▼調味料、オリーブオイル

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