カカオニブの食べ方

さて、皆さまチョコレートはお好きですか?

私はほとんど砂糖の入ってない、濃厚〜でビター〜なチョコレートが好きで、チョコレート効果の95%を常時冷蔵庫にストックしています。

が、ここ最近95%だけスーパーで品薄または品切れになっていて鯖缶の時以来のがっかり感です。ほとんどテレビ観ないので分かりませんが、おそらく情報番組とかでやったんですかね。一瞬食べたってどうにもならんでしょと毎回思います…。

そこで今回は、高カカオチョコレートを越えるスーパーフード、カカオニブについて書いていこうと思います!

 

カカオニブは以前に少しだけ触れましたが、今回はこれから導入しようと思っているけどいまいち何がいいのかわからない、食べ方がわからないという方にも魅力を感じていただけるような内容にしていけたらと思っています。

スーパーフードと呼ばれる数々の食材がありますが、カカオニブは慣れればそのままポリポリ食べる事も可能なくらい手軽さもgoodなアイテム。ぜひ試してみようと思っていただければと思います!

 

では早速、カカオニブを食べることで期待できるメリットはこんな感じです。

  • ポリフェノールやカテキンによる抗酸化作用
  • LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らしてHDLコレステロールを増やす
  • テオブロミンによる自律神経調整効果
  • 不溶性食物繊維のリグニンによる便秘解消効果

 

当ブログでは抗酸化作用の強い食材について度々記事にしていますが、カカオニブも強い抗酸化作用を持っています。

(抗酸化作用についてはこちらをご覧ください→アントシアニン豊富で抗酸化作用も期待できる紫芋について!紅芋との違いとは?

チョコレートポリフェノールや、緑茶に多く含まれるエピガロカテキンも実はカカオにも含まれていて、活性酸素によるシミ、シワのような老化減少を抑える働きをします。

 

そしてコレステロールについて。

LDLコレステロールの何が悪いかというと、それが蓄積されて酸化すると血中の白血球の一種のマクロファージがそれをエサとし泡沫細胞が出来ます。泡沫細胞が血管に詰まれば血管が細くなりますから血流が悪くなり血圧上昇、悪化すれば動脈硬化、心筋梗塞の原因と結果として恐ろしい悪循環となります。

チョコレートのmeijiの公式HPで研究結果を公開されていますが(https://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/news/research.html)、カカオに含まれるチョコレートポリフェノールには血圧を適正値まで下げる作用があります。適正値までというところが肝ですね。

 

テオブロミンは幸せホルモンのセロトニンのような自律神経を調整して副交感神経を高める働きをするのでリラックス効果をもたらします。以前にメンタリストDaiGoさんも他の食材と並べて紹介されてましたね!

メンタルが不安定なせいで不眠やストレスの多い方はこういった食材を日頃から摂る事を習慣化させると良いです。
昨日今日食べたからどうなる訳ではありません。

 

不溶性食物繊維についても以前に解説済みですので詳しくはそちらをご参照いただければと思いますが。(手軽で安価な水溶性食物繊維、難消化性デキストリンが腸内環境の改善におすすめな件!

簡潔に申し上げますとリグニンという食物繊維はヒトの消化酵素では分解できないので胃や小腸で分解されず大腸まで到達することのできる食物繊維です。

食物繊維にも種類や特性が分かれており不溶性食物繊維に偏って摂取した事で便秘の種類によっては余計悪化するという事もありますのでこれに限った事ではないですが、なんとなくの多量摂取はやめましょう。

 

と言ったところがざっくりとしたカカオニブを食べるメリットです。

飛ばしていましたが、カカオニブとはカカオ豆を発酵した後、外皮や胚芽等を取り除いてチップ状に砕いたもの

脂肪分は取り除く前の状態なのでカロリーは100gあたり450kcalと結構ありますが、食べても1回に10g弱ですし、カロリーの質は極めて高いので十分な価値があります。

ちなみにカカオパウダーはカカオニブをさらに粉砕して粉状にしたものです。また、カカオパウダーとココアパウダーは別物で、ココアパウダーは焙煎してあるもの。要はカカオは生、ココアは焙煎済みという事です。

生の状態の方が栄養価は若干高いですが、そこまでこだわる必要はないと思っておらず、焙煎することによって香ばしさや風味が出ておいしくなるので私はパウダーの場合は市販の無糖ココアパウダーを使っています。

 

さて、ここからはカカオニブの食べ方です。

味は初めて食べると苦くてビックリすると思います。それもそのはず、チョコレートの原料のカカオ豆そのものですから。
むしろチョコレートってどれだけ砂糖入ってるんだろう…と実感できると思います!

そんなカカオニブ。平気な方はそのまま食べても良し、アサイーボウルにかけてもチョコチップ代わりに使ってクッキー焼いてもお好みですが、私が好きな食べ方のご紹介をして終わりたいと思います。

ちょっとストイックかもしれませんが、手軽ですぐ食べられますので、いいかも…と思っていただけたらお試しください。

【材料】

  • カカオニブ…10g
  • ミューズリー…40g
  • 無糖ココアパウダー…3g
  • てんさい含蜜糖顆粒…3g

 

【作り方】

すべての材料を計って混ぜるのみ!

カカオニブの食べ方

カカオニブの食べ方

カカオニブの食べ方

レシピと呼べる工程はありません!簡単!

 

水分は一切加えずザクザク食感が個人的に大好きでほぼ毎日食べてます。ポイントはてんさい糖の顆粒のフルーティーな甘さとカカオニブのほろ苦さがザクザク食感とともに広がるところ。めちゃめちゃおいしい!

ミューズリーは大体フルーツ&ナッツミューズリーを選んでいるので、その辺の色んな具材と混ざり合うのがなんとも言えず好きです。マニアックかもしれませんが計って混ぜるだけの1ボウルですぐ出来ますのでカカオニブ入門の第1歩としていかがでしょうか?

 

本日はここまでです。

最後に私がいつも食べている有機のカカオニブとその他食材をご紹介します。価格もそこそこなので、迷っている方もぜひ1度実食してみると良いかと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼有機のカカオニブ。コスパ抜群です。

▼計量に使っているのはタニタの0.1g単位で計れるキッチンスケール。

▼フルーツ&ナッツミューズリー

▼てんさい含蜜糖顆粒

▼無糖ココアパウダー

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えのきだけの健康効果について

こんにちは、本日はえのきだけについて取り上げてみようと思います!

えのきだけ。独特の食感と何も味付けしなくてもまろやかなキノコダシの風味が絶妙でおいしいですよね~。それが嫌いという方も中にはいらっしゃると思うのですが…

どこにでも売っているキノコ。しかも年間通して比較的安い、しかもヘルシーで食物繊維豊富なえのきだけ。ヘルシーなイメージは漠然とありますが、実際食べてどんな効果が期待できるのか、改めて魅力満載ですので見ていきましょう!

えのきだけの健康効果について

まずはご存知、キノコ全般に豊富な食物繊維について。

生のえのきだけ100gあたり3.9g含まれており、うち3.5gは不溶性食物繊維となっていましてキャベツの2倍の含有量となっております。非常に優秀ですねー。

と言われてもうーん…という感じかもしれませんが、できれば不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を2:1のバランスで摂ると良いと言われているので他の食材で水溶性食物繊維も摂るといい感じです。

私は水溶性食物繊維に関しては難消化性デキストリンを日々お茶やコーヒーに溶かして摂取してますが、手軽なのでおすすめではあります。

ちなみに不溶性食物繊維は水分と一緒に摂るとカサが増して腸を刺激しながら便を押し出すような効果があるのですが、食べ過ぎると逆に便秘になったり軟便になる可能性があるので食べる量にはご注意を

えのきだけとキャベツの蒸し煮

えのきだけとキャベツを水をパラっとかけてただ蒸し煮しただけなのにおいしい。

 

そしてここからはえのきだけに含まれる栄養素のお話でして、研究者による人体実験をクリアしているデータなので信ぴょう性が高いです。

えのきだけだけに含まれる脂肪酸、その名もエノキタケリノール酸という内臓脂肪の減少効果のある脂肪酸がありまして、昨今テレビとかで取り上げられてご存知の方も多いのではないでしょうか。

テレビで見たものを鵜呑みにするのはいかがなものかと思いますが、エノキタケリノール酸については摂り方さえ工夫すれば効果期待できるかと思います!

実験ではエノキタケリノール酸を2週間摂取したところ内臓脂肪が22%減少したという事なので、まずは継続して摂取がマストです。なんでもそうですが…。皮下脂肪でなく内臓脂肪が減少という事で効果があればなかなかいい感じですね!

摂り方ですが、エノキタケリノール酸、あとキノコ全般に含まれているキノコキトサンなどはキノコの細胞壁に含まれていると考えられているので、生のエノキをそのまま調理してもおそらく摂取ができません!

細胞壁を壊した状態で食べればOKという事なのですが、ではどうしたら良いか。

一番手軽で手っ取り早いのが冷凍です。

先日のつっしーさんの料理チャンネルで冷凍調理法がありましたが、まさしくこちらです。つっしーさんが言っていた通りで、冷凍してできる氷の結晶のようなとげのようなものがキノコの細胞壁に刺さって破壊します。そして解凍される際に刺さったとげが溶けてなくなるので解凍後は細胞壁が壊れた状態になっている訳です。

凍って溶けると水分が抜けてふにゃふにゃになっている、あの現象ですね。つっしーさんの解説が非常に分かりやすく、改めて謙遜いたしました!

ただ先日も少し触れましたが、完全に解凍した状態では成分も旨味も霜に流れ出た状態になってしまうので、冷凍したえのきだけを料理に使う際には凍ったままで鍋やフライパンに投入する事。これが鉄則です。

エノキタケリノール酸は生のエノキ100gあたり800mg含有、横浜薬科大学の渡邊泰雄教授らの研究でβアドレナリン受容体刺激を介した脂肪分解促進作用が寄与している可能性があると認められた実証データになります。

えのきだけをおいしく食べるにはできれば生で新しいうちに食べるのがベストかと思いますが、使いきれずにやむを得ず冷凍した場合はぜひこれを意識して調理してみてはいかがでしょうか。

 

という事で少し長くなりましたが、何かの参考になりましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼水溶性食物繊維はお茶やコーヒーに溶かせば手軽に摂取できちゃいます。主なトクホのお茶の正体。

▼冷凍する際は空気に触れないようにフリーザー袋に入れた状態で空気を抜いて。

▼冷凍するのはちょっと、という方はもちろん乾燥えのきもありです。手軽さも◎

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アーモンドのアンチエイジング効果

本日もお越しいただきありがとうございます!

「アンチエイジングに絶大な効果を持つアーモンドの栄養と効果の話」という事で、アーモンドのお話です。

今回はアーモンド単体について取り上げるのですが、そもそもナッツ類全般おすすめで以前にも1記事書いてますので、まずは下記の記事からご覧いただければより今回のアーモンドの魅力を感じていただけるのではないかと思います!ぜひぜひ。

【おすすめアイテム】クルミ・アーモンド・カシューナッツの小分けミックスナッツ

アーモンドのアンチエイジング効果

上記の記事では主にナッツ全般に多く含まれる良質な脂肪分、オメガ3脂肪酸について書きました。

ナッツは小粒な中に様々な栄養素が含まれているのでとても1回では書ききれず。という事で今回はアーモンドの栄養と効果、その中でもアンチエイジング、つまりは老化防止に一役買ってくれる栄養素について書いていこうと思います。

どこにでも売っていて手軽に摂れる食材なので、ぜひ今一度アーモンドを見直す機会???にしていただけましたら幸いです!

 

その前にまず老化現象ってどうして起こるの?という問題ですが、加齢の問題を除いて例えば若いのに肌の衰えが目立つ、とかシミ、シワが多いとかで年齢より老けて見えるという場合は体がいわゆる「サビている」「負担がかかっている」可能性が高いです。

一般的に肌にハリ艶があれば年齢よりも若く見えますし、過剰な活性酸素に浸食されなければ生活習慣病にもかかりにくいですし、見た目にも健康体を維持できるので若い印象になるかと思います。

という事でよく手を出してしまいがちなアンチエイジングの総合サプリメントですが、悪くないですがやはり基本は食材から摂取した方が効率よく吸収されますし、サプリメントも他の栄養素と一緒に摂らないと吸収されない場合もあるのでできれば毎日無理なく継続して摂取できる食べ物を見つけた方が良いよねーというお話です。

そんな方にはアーモンドをおすすめします。なんでかって言うと、

  • オレイン酸の抗糖化作用でAGEs(終末糖化産物)蓄積を防ぐ
  • ビタミンEの抗酸化作用で活性酸素を減らす

というダブル効果があるからです!

AGEsについては「低温真空調理で肉がおいしくなる理屈をわかりやすく解説!その2 健康効果からAGEsのお話まで」という記事をご参照いただきたいのですが、簡単に老化の原因要素で、たんぱく質と血中に急増した糖が結合すると発生する物質で、一度発生すると体に蓄積されてしまうというとても厄介な奴。

オレイン酸は血糖値の上昇を緩やかにする作用があるので、タンパク質が糖化するのを防いだり、糖化する前に分解できる猶予期間が生まれるからAGEs化を防げるという訳。

そして、オメガ3脂肪酸が豊富だと有名なのはクルミなのですが、ビタミンEの含有量で言ったらなんといってもアーモンド。100gあたりのビタミンE含有量はクルミ3.6mg、アーモンド31.2mgなので約8.5倍。摂取目安は男性7g、女性6gくらいなので大体1日20~25粒くらい食べればOK

しっかりした根拠があるので安心材料ではないでしょうか。というのがアーモンドのアンチエイジング効果でしたー。

アーモンドのアンチエイジング効果

「8人にアーモンドを5ヶ月間毎日25粒食べてもらい、体内のAGEsの数値を測定したところ、AGEsが50%減った」という慶應義塾大学医学部教授の井上浩義氏のアーモンドの抗糖化作用を調べる実験結果もあり、ちょうど私が現時点でミックスナッツ毎日摂取生活半年くらいになり、このデータを見た時若干のモルモット感を感じました。笑

実際毎日食べてる人の感想を最後に書いておきますが、もうですね、数か月前から自慢できるくらい肌が異常につるつるなんです。私、化粧水と乳液はおまけ程度の肌ラボしか使ってないのでサンプル数1ですが自分の中では結構実証してる感はあります。

低温調理とか添加物ほぼ食べてないとかその辺も関与してるはずですが、肌の状態に関しては間違いなく年齢よりも若いです。

ナッツ自体のカロリーはそれなりに高いですし良い脂肪分とは言え過剰摂取すれば太ります。なので、1日これだけ食べると決めて、お菓子の代わりにナッツ、と置き換えて習慣化するのがおすすめです。

ぜひ、お試しいただければ幸いです!最後までご覧いただきありがとうございました!

 

▼圧倒的におすすめなのが毎日決まった量食べられる個包装ミックスナッツ。カリフォルニア堅果さんのは自然の甘みと香ばしさが素晴らしくおいしいです。

▼個包装でないタイプ。開封したら野菜室保存がおすすめ。

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