公開日:2019/03/10 最終更新日:2020/02/27

硬水と軟水、炭酸水。さらには鉱水の違い徹底解説!健康、料理、目的別の選び方

硬水と軟水、鉱水の違い

こんにちは!

さて、本日は「硬水と軟水、炭酸水。さらには鉱水の違い徹底解説!健康、料理、目的別の選び方」ということで生きていくうえで一番の必要不可欠な水についての理解を深めたいと思います!

私自身も水分はかなり摂っている方で、まずは出かける前に難消化性デキストリンとフラクトオリゴ糖入りインスタントコーヒーを飲み、職場には1.3Lの水か緑茶を持っていき5分~10分おきには一口づつでも飲む、帰ってきてからはワインとか個人的に好きで飲んでいるホワイトベルグか麦とホップの黒を飲み…とそれは置いておきますが、とにかく一日中絶え間なく水分は摂っています。

先日緑茶の記事は「緑茶の健康効能を効率よく摂れる粉茶がおすすめ!没食子酸エピガロカテキンとは?」で上げたので、今回はお水について書いていきますのでよろしくお願いいたします!

硬水と軟水、鉱水の違い

さて、私が飲んでいるのは基本的にスーパーで2Lで60円とかで買える日本の天然水、たまにエビアンとかコントレックス、または炭酸水を気分で挟むという感じなのですが、安い水とそれなりの値が張る水の違いって明確に把握しておられますでしょうか?

非常にざっくりになりますが、エビアンやコントレックスなど、海外の天然水は値が張ります。日本の天然水との違いは硬度の高さの違いになります。

「硬水」「軟水」というのはよく見かけるかと思いますが、この硬水に当たる水はWHO(世界保健機関)または日本の保健機関が定めるカルシウム、マグネシウムのミネラル分の含有量の基準値よりも高いものを指し、軟水は基準値よりも含有量が低いものを指します。WHOの定める基準値は1Lあたりの硬度120mg未満が軟水、120mg以上が硬水、日本の基準だと100mg未満、100mg以上となっているんですねー。

飲んだ感じの口当たりと味も結構変わってくるので硬水は苦手という方もいらっしゃるくらいですよね。私個人は結構硬水の味が好きでして、コントレックスとかまろやかな感じがすごくおいしいと感じるのでこれに関しては完全に好き嫌いの世界かと。

 

なら硬水の方が栄養あって良いんでしょ?という訳でもなく、硬水を飲んでメリットになる人もいれば硬水を飲み過ぎると逆に体にダメージにいなる人もいます。例えば腎機能が悪い人だとカルシウムをろ過しきれずに結石のリスクが高まる可能性がありますし、人体のリスク以外にも、料理に硬水が向かないなどもあります。

和食はグルタミン酸やイノシン酸などのうまみ成分を引き出すことで味わいのある料理が完成するものが多くありますが、硬水に含まれるミネラル分はそれらのうまみ成分が溶け出すのに阻害要素になってしまいますし、灰汁の発生の原因になるとも言われています。

逆に軟水は料理に向いていて、うまみ成分の引き出しに加えて野菜などの煮込み料理に使えば柔らかく煮上がるなど、水分の浸透が良い点が活きてきます。これを逆手に取れば、海外のお米、タイ米を使ったピラフとかパラっと仕上げたい料理には硬水が向ているので土地柄の理に適っているなーとほとほと感心してしまうポイントです。

ということで、硬水、軟水にはメリット・デメリットがあり、人やシーンによっては向き不向きが出てくるというお話でした。

 

ここでさらに勘違いしてしまいがちポイントを1点。「硬水」と「鉱水」、勘違いしてませんか…??

してねぇよという方、申し訳ありませんでした!私も以前は違いを明確に把握していなかったのですが、この二つ、分類の意味合いが全く異なるんですねー。

「硬水」に関しては先述の硬度の違いでの分類でした。では「鉱水」は?と言いますと、原水の分類です!

は?ですが、原水は下記7種に分類されます。

  • 鉱水
  • 鉱泉水
  • 深井戸水
  • 浅井戸水
  • 伏流水
  • 湧き水
  • 温泉水

これを見るとなんとなくイメージが湧くかと思いますが、この原水の分類のうちのひとつです。

つまりは硬水でも軟水でもこのうちのどれかに分類され、その中でミネラル分の含有量の基準値より高いか低いかで硬水か軟水に分類されるということになります。鉱水はミネラル分(鉱物質)を含む地下水を指します。

なので硬水と鉱水は比較対象ではありませんので水選びをされる際にはお間違いのないようご注意くださいませ。

硬水と軟水、鉱水の違い

では最後に炭酸水について少し触れて終わりにしたいと思いますが、巷では各メーカーから炭酸水が出ていますが、炭酸水は下記のように分類できます。

  • 天然炭酸水…天然水自体が発泡している
  • 天然水炭酸水…天然水に人工的に炭酸を加える
  • 人工炭酸水…そもそも天然水ではない。ミネラル分を含まない水に人工的に炭酸を加える

これは結構水選びの基準になってよろしいかと思いますが、メジャーお水はこのようになっています。

  • 天然炭酸水→ゲロルシュタイナー、ペリエなど
  • 天然水炭酸水→南アルプスの天然水スパークリング
  • 人工炭酸水→ウィルキンソン

個人的にはウィルキンソンをそのまま飲むのは結構辛いのですが、やっぱり人工炭酸水はお酒を割るのにちょうどいい感じですかね。日常的に飲むのであれば天然炭酸水または天然水炭酸水あたりがおすすめになります。ものによっては原材料表記を見ると炭酸の他に無駄に色々と添加しているものがありますので、見どころは「強炭酸」とか、そのあたりは裏面チェケラになります。

 

ということでいかがでしたでしょうか、お水ひとつにしても理解を深めて飲むと面白いと思うので、ぜひ色々とお試しいただけましたら幸いです。最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!

 

▼硬水の代表格、コントレックス。ダイエット中にミネラル分不足しがちという方は補足要素としてぜひ。

▼硬水ですが硬度は低め。飲みやすいけど日本の天然水よりはまろやかなのが明らかに分かるエビアン。

▼海外の炭酸水なら

▼日本の炭酸水なら

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あいにゃん

30歳半ばの独身一人暮らし、ミニマリスト。 衣食住、暮らしのことが何より好き。 住環境、引越し、食事のあれこれを綴っています。 過去には体調を崩して3年くらいマクロビオティックを実践。なんか、色々やってます。
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